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9、足袋(たび)

さてさて「装いアイテム」としては、ちょっと存在感の薄い足袋ですが…いえいえ、そんなことはありません。「おしゃれは足元から」ともいいます。一年中草履を履く和装にとって足袋は、洋服でいう靴下やストッキングの役目を遥かにしのぐ大切なものです。
そんな足袋のことを簡単にお話ししてみましょう。

まず素材の種類としては現在大きく二つに分かれます。

まずは「綿足袋」。(写真では分かりづらいですね…)江戸時代からずっと足袋の素材の主流だった綿。足袋はやっぱりこれでなくっちゃ!という方もいらっしゃいますが、お洗濯やアイロンの手間がかかるし、伸びないから初心者の方にはあんまりお勧めしません…。

そして、最近の主流となりつつある「ストレッチ足袋」。合成繊維で出来ていて、お洗濯も洗濯機、アイロンいらず、のびのびで楽々…とくれば現代人に受け入れられるのも納得、な優れものです。

 

といっても、やはり足にぴったりした、しわのない綿足袋の美しさ…柔らかすぎるストレッチ足袋…などなど、どちらが絶対にいいかなんてことは、決して言い切れません。
どうぞ皆様のお好みでどうぞ。(綿と合成繊維を合わせたものもあります。)

ご参考までに、私個人の意見としましては、お洗濯面での便利さ、長時間の正座などにも耐えられる生地の伸縮性という点では、ストレッチ○。でも全体が柔らかすぎてちょっと靴下みたいな見た目と、中で足が動いて縫い目を踏んでしまってかえって痛いという点でストレッチ×。
奮発して(!)綿足袋を誂えてみたり、色々なものを試してみてめぐりあったのです…。底はしっかりした綿、他の部分がストレッチ素材という素晴らしい足袋を。というわけで、それを愛用しています。

単衣仕立てのものや袷のもの、袷でも裏の素材が違ったりなど暖かさの面でも色々な種類があります。(私を含め、ほとんど皆さん年中袷ですが。)

足袋には鞐(こはぜ)というものが付いていて、足首でそれを留めて履きます。縦に並んだこはぜの数は、3枚のものから6枚のものまであり、4、5枚が一般的。
多ければ足袋自体が長くなり、足首を多く隠してくれて上品です。(正座をすると痺れやすいかも?)
少なければ楽ですが、足首が見えやすいです。

ちなみに私は5枚は欲しいって感じです。

それから、最近のアンティークきものの流行りの影響で、カラフルで色々な柄の「色足袋」を多く見かけます。ホントに可愛いですよね。
ただ注意しなければいけないのは、色足袋はすっごくカジュアルなもの。(下駄なんかと合わせます)遊び感覚で楽しむに止めておきましょう。

渋すぎる色足袋でごめんなさい。
地下足袋みたいですが、
グレーに唐草の地紋が入ってます。

<足袋カバー>

足袋カバー
靴下のように履くもの
足袋カバー(こはぜ)
こはぜの付いた足袋カバー

 

忘れてはいけない必須アイテムが「足袋カバー」です。
草履を履くと、足袋は外でも丸見えです。当然汚れてしまいますし、そのままよそさまのお宅にお邪魔するのは気が引けます。冬は防寒の役目も兼ねまるすので、外ではなるべく履くようにしましょう。(お出かけ先によっては「替え足袋」も一足お持ちになることをお勧めします。


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this page last update : 04/03/11

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