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1、きもの

着物姿の大部分の面積をしめる「きもの」。
形はほとんど同じですが、きもの地の素材、材質(風合い)、柄(文様)の違いなどによって、本当に数限りない種類があります。
着る季節、どんな所に着ていくのにいいものなのか…などなど、 それぞれは またテーマ別にお話しするとして、ここでは基本中の基本、「きものの中の各部分の名前」「袷と単衣と薄物の違い」「衿の種類」についてお話しします。

<きものの各部の名称>

 
きものになじみがない方にとっては、聞いたことのない名前ばかり…。
私も昔、初めて着付教室に行った時に、いきなりの先生が「はい、衿先を合わせて!」「立褄が下がってる」なんておっしゃっても「???」っていう感じだったのでよく分かります…。
覚えるしかないから、きものを着るにはまずこれくらいから、ぼちぼちと覚えていきましょう。

<きものの種類(袷、薄物、単衣)>

きものの種類といっても色々な分け方がありますが、ここでは季節で着替えるきものを大きく分けた3種類をお話しします。

まずは、「袷」(あわせ)。
簡単にいうと「裏地の付いたきもの」のこと。
10月〜5月まで着ますから、8ヶ月間と、1年の内のかなりの期間着るものです。

きものの裏地には2種類あって、着てしまえば全然見えない「胴裏」と、見える可能性のある所につける「八掛」です。
図の白い部分が胴裏。実際、今は白がほとんどです。
ベージュの部分が八掛。関西では「八掛」といいますが、関東の方では「裾廻し」というそうです。
袖口、衿先、衽、前見頃、後見頃の計10ケ所。昔は8ケ所に掛けて付けたので「八掛」といったので、本当は今は「十掛」かもしれませんね。(昔は衿先には付けなかったのでしょう。)
きものと濃淡の色で合わせたり、対照的な色を持ってきたりと、チラリと見える八掛のおしゃれは、きもの独特の楽しみです。

次が、「薄物」(うすもの)。
7月、8月の夏に着るもので、裏地もなく、きもの地は絽、紗、麻などの透けた生地の一枚仕立てです。

次が「単衣」(ひとえ)。
着るのは6月、9月。夏物と袷との間の時期に着るいわゆる間物です。
袷と同じ透けない生地を使いますが、裏地のない一枚仕立てです。
新しいきものを作る時には、胴裏、八掛を付けて袷にするか、付けずに単衣にするか自分で決めるんですね。
3種類の中でも、一番無くても何とかなるもの。通のきものといえるかもしれませんね。
ほとんどは、袷と同じ生地を使いますが、単衣専用という感じの透けそうで透けないくらいの「塩沢」「生紬」などといった間の時期に相応しい涼しげなものもあります。

<衿の種類>

きものの衿の形には三種類あります。

まずは、「広衿」。
衿幅が抜き衿の所から衿先まで、ずっと11cm(3寸)になっています。(なので、広衿のことを「三寸通し」ともいいます。)
衿のカーブや体型に合わせて幅を折って着るのできれいに着られます。

次が「バチ衿」。
抜き衿の部分が5.5cm、衿先で6.9cmの幅になっています。そのまま折らずに着ます。少し下へ行く程に広がっているので、三味線の撥(バチ)の形からついた名前のようです。

もう一つは「棒衿」です。
これは幅がずっと5.5cm。男物や子供のきものに使われます。

※女性のきものに使うのは、広衿とバチ衿の二種類です。
少し前までは、「よそいきのきものは広衿」「普段着はバチ衿」に仕立てるというのが常識のようでしたが、きものを部屋着のように着るのだったらバチ衿でもいいと思いますが、綺麗に着たければ絶対、全部広衿がおすすめ!!

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this page last update : 04/03/11


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